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院長ご挨拶
超高齢化社会において求められるのは単なる長寿ではなく、いかに健康に長く生きるかということだろう思います。実はこれは高齢者に限った話ではなく、徐々に身体機能の衰えがみられる働き盛りの壮年期から始まる課題といえます。重篤化した疾患によって治療後に不可逆な身体機能低下に陥ってしまうことなく、いつまでも活動的な生活を続けるためには病気の早期発見・早期治療と、更にはその危険因子を把握して病気そのものを予防することが重要です。
中日病院は開設当初からこの観点で健診事業に力を注いでまいりましたが、平成18年に現在の地に新築移転後は「健診センター」として専用フロアーを設けて所要時間の短縮など、一層の利便性の向上に努めております。
また病院の診療部門はこの健診センターから地域の医療に切れ目なくつなげるべく、小児を除くほぼ全ての診療科において専門性の高い医療を提供できる外来の体制を整えております。さらに当院の特殊性として、上肢の不調に対しては「名古屋手外科センター」を有し、高度な専門性をもった医師が診療を行っております。
一方で入院病床として一般床のほかに、何らかの理由で治療後の回復に時間を要する方のための療養病床も備えており、ご高齢の方々にも安心してご利用いただける病院になっております。
このように当院は疾患の予防と病後の療養といった2つの大きな現代社会の医療ニーズに応えられる病院を目指して尽力しております。皆様の一層のご理解とご支援をお願い申し上げます。
(田嶋一喜)