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脳検査を受診される方へ

MRI検査のご説明

 

◎MRI検査について
MRIは、体内の水素原子から出る信号を元に、人体の内部構造を画像化するものです。
前述のとおりMRIでは放射線を使いません。使うのは電波と強力な磁場です。電波はFMラジオで使われている電波と同じぐらいです。
磁場の強さは1.5T(テスラ)、肩こりなどで体に貼って使う磁石の大体7~15倍ぐらい、磁石の大きさは体がすっぽり入るぐらいで、土管のような形をしています。この中に仰向けに寝た状態で入って検査をします。
MRI検査の所要時間は約15分です。MRI検査中は、機械から大きな音が出ます。工事現場の真ん中にいるぐらいの非常に大きな音です。そのままでは鼓膜を傷めてしまうおそれがありますので、検査中は音を軽減するための耳栓を装着していただきます。
MRI検査は身体の動きに非常に敏感です。身体を動かすと写真がぶれてしまいますので、検査中は動かないように(手足も動かさないように)お願いします。

◎MRI検査を安全に受けていただくため
電波も磁場も人体には特に大きな影響はありませんが、妊娠中あるいはその可能性がある方は、胎児への安全性が充分確立されていませんので、当院の健診でのMRI検査はお断りさせていただきます。

身体の内外に金属物、特に磁場に反応するものがあると影響を受ける場合があります。そして稀ですが、金属物が電波を集めてしまい発熱する場合があります。
また、見た目は金属でなくても、カラーコンタクトなど、中に金属成分が含まれているものもあります。このため、MRI検査を受ける際は、外せるものは外せるようにお願いします。

外せないものや外すことが困難なもの(抜けにくい指輪など)はそのままで検査しますので、もし検査中に熱いなどの異常を感じた場合は、すぐに申し出てください。


◎手術で体内に金属が入っている方
手術に使われる金属物は、最近のものはほぼMRI対応になっていますが、中には手術から一定期間置かないとできないものもあります。
また、心臓ペースメーカーや人工内耳など、MRI検査をしてはいけないものもありますので、該当される方は充分にご注意下さい。
また10年以上前の古いものに関しては、稀に安全が確認されていないものがあります。
安全が確認できない場合は検査をお断りする場合がありますのでご了承下さい。

◎歯に関すること
歯の治療で金属が使われます。また、入れ歯の支持具にも金属が使われています。
入れ歯やブリッジなど、外せるものは検査前に外していただきます。
差し歯や歯にかぶせてあるものなど、外せないものはそのまま検査をします。
インプラント術を受けられた方もそのまま検査をしますが、磁石式のインプラント術を受けられた方は、おそらく治療を受けられた歯科から注意があったと思いますが、稀に磁石の接着が弱くなってしまう事がありますので充分ご注意下さい。
また、磁石の影響で画像が大きく乱れる場合があります。乱れの程度によりますが、検査を中断する場合もありますのでご了承下さい。

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